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2016年7月17日 (日)

特区推進のための都知事選。しかし、鳥越氏出馬でシナリオに狂い。

 小泉純一郎首相を操っていたのが、グローバル資本のカウンターパートである竹中平蔵氏だということは、今日ではよく知られている。小泉政権で竹中氏は、規制改革と民営化を進めていた。


 規制改革とは、私たち庶民や弱者を守っている規制を取っ払うことを言い、民営化とは、
私たち庶民の命や生活に直結している水道・ガス・電気や郵政やありとあらゆる公営の事業を私企業化することをいう。


 規制改革で規制を取り払うと言われると、私たちを縛っている鬱陶しい規制が取り払われるかのように、耳に心地よく聞こえるが、それとは全くの真逆で、私たちを守るために、企業を縛っている、あるいは企業の参入を阻んでいる規制を取り払うことをいい、つまり、端的に言えば、弱肉強食の社会にするということだ。私たち庶民や弱小企業は強いものに食われなさいということだ。


 人権や生活を守るために設けられた規制を取り払うのは、そもそも憲法違反であり無理筋なので、だからこそ、取り払うのは困難であるわけで、竹中平蔵氏は、それを岩盤規制と憎々しげに名付けている。安倍首相も竹中氏の言い方を踏襲している。


 こうした人権侵害の規制改革を地域限定で導入して、突破口にしようというのが、
安倍晋三政権の国家戦略特区である。この国家戦略特区は、小泉純一郎政権の構造改革特区、菅直人民主党政権の総合特区を経ていよいよ完成の域へ入ったようだ。 

 竹中平蔵氏は、規制改革と民営化に10年以上も執念を燃やしてきたわけだが、今回の参院選で安倍自民党の勝利により、前面に出していたアベノミクスは承認されたとして、第三の矢(岩盤規制を壊すドリル)は承認されたとして、岩盤規制の破壊に目途が立ったとしていると思う。後は、特区において粛々と実行していくことを目指していると思う。

国家戦略特別区域

 地域を絞って、そのエリア内に限り従来の規制を大幅に緩め[1]、外国企業を誘致する計画である。また、この区域は「解雇ルール」、「労働時間法制」、「有期雇用制度」の3点の見直しを対象としている[2]。

国家戦略特別区域の方針を決める産業競争力会議。この委員となった竹中平蔵の説明に拠れば、内容は以下の通り[3]。

 

この国家戦略特区(=国家戦略特別区域)は、今までの特区と異なり総理が主導の特区であり、これまでの地方から国にお願いして国が上の立場から許可するというものとは大きく異なり、例えば、東京ヘッドクウォーター特区や北海道の輸出農業を特区にしてといった形で、特区を、国を代表して特区担当大臣、地方を代表して知事や市長、民間を代表して企業の社長という国、地方、企業の3者統合本部でミニ独立政府の様に決められる主体性を持った新しい特区です。この特区を活用して岩盤規制に切り込みたいと思っている。

アメリカ通商代表部(USTR)のウェンディ・カトラー次席代表代行も、アベノミクスの3本目の矢である「成長戦略」に謳われている規制緩和や透明性の確保などについて、「TPP交渉のうち1つの焦点となっている非関税分野で、アメリカが目指すゴールと方向性が完全に一致している」、「(TPP交渉の非関税分野の議論は)ほとんどすべて安倍首相の3本目の矢の構造改革プログラムに入っている」と語り、歓迎している[4]。

 特区で行われるのは、外国企業を誘致するために、労働規制を撤廃して、労働者を解雇しやすく、時間制限なく働かせ、非正規雇用だけにするというアベノミクス第三の矢政策で、移民も入れる。 つまり、国家戦略特区では、労働者は奴隷働きするしかなく、民営化で何もかもが奪われ、その分グローバル資本が儲かり、成長するという成長戦略。ふざけてるよね。

 舛添氏のように、善しあしは別にして自分の意志を持っている知事ではやりにくい。参院選の結果は自公勝利と分かっていたので、アベノミクス第三の矢法制化できるやいなや、迅速に東京で実行したいということだろう。それで、「カネ」で舛添氏を引きずりおろして、やりやすい人物に挿げ替えようと、舛添おろしと今回の知事選が仕組まれたと、私は睨んでいる。

 だから、絶対に特区推進の人を知事にしてはいけない。鳥越さんの様に安倍政治から、都民の生活を取り戻す人が最も知事に良いと思う。鳥越さんは突然立候補したので政策がないが、人柄が良い。人柄さえよければ、都民の意見をよく聞いて、良い政策が行えるものと思う。宇都宮さんの素晴らしい政策をそのままいただいてよさそう。

東京の特区

 国家戦略特別区域法
(平成二十五年十二月十三日法律第百七号)
最終改正:平成二八年三月三一日法律第一七号


 特区を円滑に進めるために、特区政策実現にがむしゃらに邁進する人物(がむしゃらに郵政民営化に突進した小泉氏のような)を知事にしたいと思っているよね。特に自分の利権を追求したいわけでなく、単に復讐に燃えていたりする人。そういう人を準備して出してきたと思う。


 それは誰か?

 私は、小池百合子氏だと思う。

 本当に彼女は、安倍氏周辺や森元首相に嫌われている。本当に対立構造がある。小池氏はアベノミクスをスピーディーに実現させたい、特区の範囲を広げたいとしているが、アベノミクスを考えたのは、安倍氏ではなく、安倍氏と小池氏の 両者のバックにいる人物であり、安倍氏の政策を小池氏が遂行したいというわけではない。

小池百合子のMOTTAINAI 国家戦略特区の拡大でアベノミクスを浮揚すべし

 アベノミクスの三本目の矢である成長戦略をスピーディーに実現するため、安倍政権では新たな「特区」制度として、国家戦略特区を設けました。東京も国家戦略特区とされましたが、23区のうちわずか9区しか対象になっていません。思い切って対象を広げるべきでしょう。

 地元の豊島区でも、思い切った少子化対策や景観や防災の観点から無電柱化を進めるなど、全国のモデル地域に挑戦する計画があります。特に、木造密集地域 の多い地区だけに、再開発と無電柱化をセットで進める。老朽化したガス管、水道管の更新と合わせて電力線などの直接埋設などを思い切って進めたいもので す。

 今度こそ、真に実効性ある「特区」でアベノミクスの三本目の矢、成長戦略を本物にしていかねばなりません。想像力と突破力で勝負です。

「移民国家」の議論を深める時がきた

移民政策、小池氏はこう考えていた。「活力のある国であり続けるには多様性が必要になる。移民と言うと拒絶反応が大きいけれど、現実には人手不足。必要な分野に必要な人材を配置できるようにする必要がある」


 小池氏と安倍氏周辺の対立を利用して、新しい政治を目指す小池氏と古い自民党(都議会も)との対立構造にしたてて、小泉首相の「自民党をぶっ壊す」の二番煎じ「冒頭解散で都議会ぶっ壊す」と小池氏は息巻いて、対立をあおっていた。これを、「劇場型」と増田寛也氏が指摘。小泉氏の様に劇場型で選挙に勝とうとしていたのに、出鼻をくじかれた感じで、なかなか良かった。

 また、鳥越俊太郎氏が、東京都から安倍政権の暴走を止めたいとして、都知事に突然立候補して、野党統一候補になった。鳥越氏の危機感は、ズバリ的中している。東京都から破壊しようとしているのだから。鳥越氏のスローガンは、「住んでよし、働いてよし、環境によし」「みんなに都政を取り戻す」。真っ向からアベノミクスに対抗している。そして、鳥越氏が最も都民の票を集めそうな展開になってきた。


 マスコミが一斉に劇場型小池氏の援護射撃をして、都民からの絶大な支持を取り付け、自民党公認候補を退け、小池氏が都知事に選ばれるという筋書きになっていたと推測するが、その目算が大きく狂うことになったと思う。


 鳥越氏の立候補は、全くシナリオにないことだったろう。都民の支持は、小泉郵政解散総選挙の時の様にマスコミが援軍となり、古い自民党にダメ出しをして孤軍奮闘する小池百合子氏へ、行くはずだったのに。

 そして、増田氏もかなりの論客であることだし。シナリオに狂いが生じていると思う。

 

 特区陣営は、今また作戦を練っていると思う。が、最後には不正選挙という手があるので、投開票には、大勢の都民が繰り出して逐一見張る必要があると思う。

 今回の都知事選は、本当に重要な選挙となる。日本の存亡がかかっていると言っても過言ではない。

 

「みんなに都政を取り戻す」。大人気の鳥越氏第一声。

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