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2016年12月28日 (水)

SNSの威力ー偽ニュースが人心を捉え肥大化し共有され本当になり、事件すら起きる

 ビルダーバーグ会議に呼ばれた人物が、次期大統領になるということは、やり過ぎ都市伝説で関氏が説明する前から知っている人はネットでは少なくないと思うが、こうしたことが、テレビで報道されたということには意味があると思う。


 昨今では、新聞・テレビが真実を報道しなくなり信用を失って、ネットに真実の情報を求める人々が増えている中、その信じているネットに偽情報がアップされ、SNSを通じて広まっていく。ネット情報で人心が操られて、ヒラリー・クリントンが大統領選に敗れたことをテレビが報道する。既存メディア対ネットという対立構造があるのかもしれない。


 トランプ氏自身は、ビルダーバーグ会議に呼ばれず、トランプ氏支持者の
ピーター・ティール氏(フェイスブック取締役)が、呼ばれた。ティール氏の支持で、トランプ氏は大統領に見事に当選した。また、裏で会議に呼ばれていた三人のキーパーソンの一人が、マーク・ザッカーバーグおよそ16億5千万人の会員数を誇る世界最大級のSNSフェイスブックのCEO)である。


 やり過ぎ都市伝説で、関氏は、ヒラリー・クリントン氏に、国務長官時代に公務で私用メールを使った問題が急に発覚、FBIが捜査に乗り出したということの裏には、FBIやCIAのデータベースシステムに関与しているティール氏が、暗躍していたかもしれないという指摘をしていたが、まさに、その通りなのではないかと思う。
FBIやCIAのデータベースを自由に覗けるとしたら、この人こそ、アメリカで最強の人といえるのじゃないだろうか。

 私用メール問題だけではなく、ヒラリー・クリントンに起きた他のスキャンダル、大統領選が終わってからではあるが、「首都ワシントンのピザ店が小児性愛と児童売春の拠点になっており、ヒラリー・クリントンがそれに関わっている」というのが、ツイッターで広まった。この嘘か本当かわからない噂に動かされた人物が、ピザ店を銃撃したという。これは、コワイ。

 偽ニュースが、人心を捉えて本当になりさらに尾ひれがついて肥大化して大衆に共有される。偽を信じて行動する人が現れる。こうした役割をフェイスブックやツイッターはできるわけで、偽情報で人身を操るツールとなる。それは、相当コワイはなしだ。そして、「アポロ11号の月面着陸は嘘だった、地球にはすでに宇宙人が到来している、9.11同時多発テロは米政府の自作自演だった」が、陰謀論にされてしまう危険も同時に持っている。どれが、本当で嘘なのかが見分けられなくなってしまう。

 ピーター・ティール氏は、普通に人らしく生きたい人にとって、超コワイ発想の人だと思う。関氏は、デビッド・ロックフェラーが、6回目もの心臓移植をして生きながらえているというのは、自分のクローンを持っていて、クローンの心臓を移植しているからだといっていたが、まあ、そうかもしれない。ゾルタン・イシュトヴァンは、クローンの技術はすでにあるといっていた。お金持ちは、こうしていつまでも生きていようとしているのだろう。しかし、それは、自然ではない。宇宙の法則に反している。うまくいくはずがない。うまくいってはいけないことだと思う。

リンクトイン、テスラ、スペースX、ユーチューブ、イェルプ、ヤマーなどに投資し、またデータ分析会社パランティアは自ら共同創業した。それ以外にも、フェイスブック、スポティファイ、エアービー・アンド・ビーなどのスタートアップにも資金を投入している。

<中略>

たとえば、遺伝子テクノロジーなどを利用する生命延長技術はそのひとつだ。彼は、人は故障がなければもっと長らえることができ、死は治療できる病の一種と捉えている。そうした信念から、SENSE研究財団という組織に多額の寄付を行っている。同財団は、さまざまな生命延長の技術を研究し、同分野での研究者を支援する組織。財団の創設者は、「すでに、今生きている人々の中に1000歳まで寿命を延長できる人間がいるだろう」と述べるほど、その技術の実現を信じている。

また、自身も共同創設したシーステディング研究所は、現在のどの国家からも治外法権を保つ海上都市建設を目論んだもの。政府の干渉を嫌うリバタリアンらしい発想だが、「文化的、技術的に難しい」挑戦だと認めている。

さらに、ティール財団が2011年から始めた「20歳以下の20人」プログラムは、毎年20人の若者に10万ドルの奨学金を与えて起業をサポートするというもの。大学での授業などに時間を無駄にせず、自力で大きな事業を起こせという呼びかけに、ユニークな若者がどんどん応募してくる。

新しいソフトウェアやアプリ開発から、人工知能、ヘルスケアまで、彼ら若者が手がける事業は多様だ。アカデミアを軽視して、金儲けに走らせるのではないかと、大学関係者らからは批判も少なくない。だが、ティール自身は「待っていられないアイデアがある」と強調する。

<後略>

偽ニュース、小児性愛、ヒラリー、銃撃...ピザゲートとは何か

<首都ワシントンのピザ店が小児性愛と児童売春の拠点になっており、ヒラリー・クリントンがそれに関わっている――「ピザゲート」と呼ばれる陰謀論だ。偽ニュースによりネット上で広まったこの陰謀論は、リアルな銃撃事件へと発展した>

<中略>

 このスキャンダルについて、米主流メディアはことごとく「真実ではない」「デマだ」と結論づけている。被害者はおらず、捜査も行われていない。それなのに、この1カ月半ほどの間にネットで爆発的に広まった。大統領選でクリントンが敗れた後に、である。

4chan+ウィキリークスで陰謀論に発展

 経緯はこうだ。投票日直前の10月末、クリントンが国務長官時代に私用メールアドレスを公務に使っていた問題で、FBIのジェームズ・コミー長官が、調査すべき新たなメールが見つかったと発表した。ワシントン・ポストによれば、その後、そのメールが「小児性愛者グループと関連しており、その中心にヒラリー・クリントンがいる」という内容を、何者かがツイッターに投稿し、6000回以上リツイートされた。

 この噂は匿名掲示版サイトの4chan(日本の「2ちゃん」に相当)やソーシャルニュースサイトのRedditで広まり、一方で、インフォウォーズという名の極右サイトでも、クリントンを罵倒する記事や動画が繰り返し掲載されたと、ワシントン・ポストは報じる。11月4日には、インフォウォーズの番組司会者が「ヒラリー・クリントンが自ら殺し、切り刻み、レイプした子供たちのことを思うと、彼女に立ち向かうことに恐れなどない......この真実はこれ以上隠せない」などと語る動画がYouTubeに上げられている。

 そこに投下された"燃料"が、内部告発サイトのウィキリークスが次々に公表していた、クリントン陣営の選対責任者ジョン・ポデスタの流出メールだった。その流出メールの中で、ピザ店「コメット・ピンポン」の名が挙がっていたようだ。

 材料は揃った。その後、4chanのユーザーたちが「ネット検索で見つけたという『関連事実』や、憶測を次々と投稿し始めた......(コメット・ピンポンの)店の壁に飾られた現代美術の画像を漁っては子供の写真を見つけだし」、いつしか「ピザゲート」という陰謀論が生成されていったと、BBCは伝えている。

 ワシントン・ポストによれば、#pizzagateというハッシュタグがツイッターに最初に現れたのは11月7日だ。その後の数週間、1日に何十万ものツイートが出回ったという。そのうちの異様なほど不釣り合いな分量がチェコやキプロス、ベトナムといった第三国からのツイートで、ボット(自動操作プログラム)も多かったと、米イーロン大学のジョナサン・オルブライト准教授は同紙の取材に答えている。

「コメット・ピンポン」のアレファンティスは噂を強く否定していたが、彼や従業員に対するネット上での嫌がらせ、脅迫は続いた。そして12月4日、デマに触発されて銃撃事件が起こった。

トランプ政権移行陣営から「ピザゲート」発言

 事件の余波で1人、トランプの政権移行チームから離脱者が出た。4日の銃撃事件の後、「ピザゲートが嘘だと証明されるまで、この説は話題になり続ける」とツイッターに投稿したマイケル・フリン(33)だ。解雇されたのか辞任したのかは報道が錯綜しているが、6日に職を辞したとBBC は報じた。

 彼の父親は、トランプが大統領補佐官(国家安全保障問題担当)への起用を発表した退役陸軍中将のマイケル・フリン元国防情報局(DIA)局長(57)。父親のフリン中将は事件について発言していないが、大統領選中の11月2日には次のようにツイートしていた。「自分で判断してほしい。ニューヨーク市警が新しいヒラリー・メールに関して告発。マネーロンダリング(資金洗浄)、子供との性犯罪など...必読だ!」

 偽ニュース問題は尾を引き、これから主要な選挙の続くヨーロッパで特に警戒されているが、アメリカでもまだ終わりではない。トランプ次期政権への影響は息子のフリンだけで済むのか、果てはこれ以上の発展があるのか。ただ確実なのは、一度盛り上がった陰謀論は、いかに荒唐無稽なものでも、あるいはいかに論破されていても、信じ続ける人がずっといるということだ。

<後略>

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