トランプ大統領就任式演説に異議あり
日本時間で午前2時頃、トランプ大統領就任式が行われた。
ヒラリー・クリントン氏も夫のビル・クリントン元大統領とともに出席していたが、偽ヒラリーだった。本物ヒラリーは、どうしているのだろうか?
トランプ大統領の就任に当たっての演説は、今まではワシントンの一部の人たちのための政治だったが、これからは、アメリカ国民のための政治となるという、前半はよいとして、
アメリカは国内の産業を犠牲にして、外国の産業に奉仕してばかりいて、国内の産業が廃れた。企業は外国へ出てしまい、国内の雇用が失われた。というのは、前半のワシントンが政策としてやってきたことにリンクするのであって、つまり、ワシントンの政策のせいであって、移民のせいにしたり、外国企業のせいにするのは間違っている。米国第一(アメリカ・ファースト)あるのみだ、なら、儲かっている企業に法人税をかけ、累進課税を強化する、タックスヘイブンを許さないようにすればいいわけだ。
ところが、トランプ大統領が掲げている政策は、
1、法人税減税(税率を35%から15%に引き下げ)
2、個人所得税の減税(現行の7段階の累進税率を12%、25%、33%に引き下げ)
3、キャピタルゲイン並びに配当に対する減税延長(現行の0%、15%、20%の税率を維持)
4、相続税の撤廃
と、どう見ても金持ち優遇政策。トランプ大統領は、ワシントンの一部の人にだけ恩恵をもたらす政策をしていたと今までの政権を非難しておきながら、しこたまもうけている人々を見逃すだけでなく、さらに、減税して儲けさせてあげるという政策。アメリカの不況を外国企業や移民に押しつけるという、お門違いもいいところだ。
アメリカ国民のための政治をすると口先では言っても、やろうとしていることは、金持ち優遇。大減税をして、国内のいたんだインフラを再構築するための公共工事をジャカスカするんだそうで、その公共工事に組んだ予算も最後は金持ち投資家の懐に収まるという算段で、アメリカ国民には膨大な負債が残されることになるのでは?
2000年放送のザ・シンプソンズでリサ大統領が、「あなたも知っているように、トランプ大統領の経済危機を私たちは引き継いだわ。」といっているが、それが現実になるのは確実だと思う。
ま、それと、米軍が外国に奉仕していると本気で思っているんだろうか?米軍が外国でしていることは、侵略なのに。ま、外国から米軍を引き上げるのは賛成だけど。
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